民報新聞37回12月11日号
「放射線に負けない健康レシピ」「スタミナカレー」
我が家のカレーは、市販のルーは使わない本格派!といっても家族の評価はくっきりと分かれます。「こんなうまいカレーは他では食べられない」と滅多にほめない人がほめてくれる数少ない一品なのに、娘は「もう飽き飽き。一生分食べた」と言います。私が留守のときの定番がカレー。そのカレーを「毎日、毎日、朝も晩もずっと食べたんだから」と言うのです。まったくお気の毒なことです。こんなに美味しいものが嫌になるのですから、人間って、やっかいな動物ですね。
一口アドバイス
ニンニクは昔から薬効作用がもてはやされてきました。ギリシャでは子宮の腫瘍に、中国では高血圧に、また禅宗では強壮作用が煩悩を増長するとされ食が禁じられるほどでした。近年でもチフスやコレラに用いるなど大活躍。最近では「ガンに効く」などと、その免疫力が脚光をあびています。確かに、カリウムやカルシウムなどのミネラルやビタミンも豊富に含まれ、O157に対する殺菌力もあり、またニンニク独特の臭いのもとであるアリインなど、健康によさそうな要素がたくさんあります。ああそれなのに、我が国では「エチケット」が邪魔して存分に食べることが出来ません。でもカレーに入れると気になりません。それでも心配なら、食べ終わってからお茶やコーヒーをどうぞ。
スタミナカレー(4人分)
「材料」
骨付きチキン4~6本、ジャガイモ中2個、ニンジン1本、カリフラワー1/2株、赤ピーマン5個、ニンニク8かけ、エリンギ1パック(100g)タマネギ中2個、バター大匙2、小麦粉各大匙2~3、オリーブ油大匙2、カレー粉大匙1~2、香辛料(ガラムマサラ、カルダモンなど)適宜、塩・コショウ各適宜、月桂樹の葉3~4枚、水カップ6、豆乳(または牛乳)カップ1、ヨーグルト1/2カップ、ケチャップ大匙2
「作り方」
①野菜はタワシで洗って土を落とし、ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、ニンニクは皮をむく。
②タマネギは縦半分に切り、薄切りにする。ジャガイモ、ニンジン、赤ピーマン、エリンギは乱切りにする。カリフラワーは小房に切り分ける。
③ルーを作る。鍋にバターを入れて弱火でタマネギを炒め、キツネ色に色付いてきたら小麦粉を入れて炒め、豆乳を少しずつ加えて溶きながらのばしていく。
④鍋にオリーブ油を入れ、骨付きチキンを満遍なく焼き、水を加えて沸騰させ、塩・コショウ、香辛料、月桂樹の葉、カレー粉を入れ15分ほど煮込み、②のジャガイモ、ニンジン、赤ピーマン、エリンギ、カリフラワーとニンニクを加えてさらに煮込む。
⑤野菜がやわらかくなったら、③のルーとヨーグルトを加え、塩・コショウ、ケチャップで味を調える。
メモ
ニンニクは刻まないで丸のまま入れます。